ゲーミングPCとクリエイターPCの違いは?代わりになる?

ゲーミングPCとクリエイターPCの違いを解説

ゲーミングPCやクリエイターPCでゲームや動画編集、写真編集、イラストなどのクリエイティブができるパソコンが欲しいと考えている人も多いのではないでしょうか?

ゲーミングPCとクリエイターPCはそれぞれの目的が異なるため、必要となるパフォーマンスを出すためのスペック構成に違いがあります。あなたの目的に合ったパソコンを選ばないと購入してから後悔してしまう可能性があります。

そこで本記事では、ゲーミングPCとクリエイターPCの違いについて解説していきます。またゲーミングPCはクリエイターPCの代わりになるのか?についても説明していますので、ぜひ参考にしてください。

ゲーミングPCとクリエイターPCの違いは!

ゲーミングPCとクリエイターPCの違いは、パソコンの使用目的から構成し性能における各パーツ同士の組み合わせによって違ってきます。どちらも高性能なパソコンですがメインがゲームか業務かによって選択するパソコンに違いが出てきます。

ゲームがメインで動画編集やイラストなどをしたい場合はゲーミングPCを選択する方がおすすめです。本格的なクリエイティブがメインであるならばクリエイターPCでないと作業効率が悪くなりますのでクリエイターPCの選択になります。

これから詳しくそれぞれのパーツの違いについて、1つずつ詳しく解説していきます。

CPUの違い

CPUのメーカーはIntelとAMDの2社が世界シェアのほとんどを占めていてゲーミングPCもクリエイターPCもCPUはこちらの2社の製品が搭載されています。

ゲーミングPCのコンセプトモデルなどに多く搭載されているのは、Intel 社であればCore i5や Core i7 、AMD社であればRyzen5、Ryzen7の CPUが搭載されています。クリエイターPCの標準モデルは、Intel 社であればCore i7やCore i9のCPUが搭載されていてAMD社であればRyzen7 、Ryzen9 のCPUが搭載されています。

CPU性能の違いはパソコンで扱われるデータの制御・計算(演算)の処理能力になります。それぞれの目的に合った処理をするためのスペックがありコア数、スレッド数、動作周波数、キャッシュメモリなどに違いがあります。

ゲーミングPCとクリエイターPCに搭載されているCPUの違いは取り扱うデーターの処理能力などに違いがあります。

グラフィックボードの違い

ゲーミングPCとクリエイターPCのグラフィックボードの違いは使用する目的に合ったデータを高速で処理するために必要な性能に違いがあります。

グラフィックボードには3Dゲームや3DCGの映像や3DCADやRAW現像の画像などを綺麗に滑らかに正確に処理したりするためのスペックが数多く展開されています。

特にプロ向けのクリエイターPCはクリエイティブ業務の用途や使用するソフトウェアにも違いがあるのでグラフィックボードも違ってきます。

ゲーミングPCとクリエイターPCのグラフィックボードの違いはプロ向けのPCに大きく違いがあります。

メモリの違いと容量

ゲーミングPCに搭載されているメモリは8~16GBが標準的な容量になり、クリエイターPCでは16GB~64GBが必要に応じて搭載されている違いがあります。

本格的な3DCGや動画編集、イラストでなければ大容量のメモリは必要ないので標準的なメモリ容量で十分です。解像度の高い作業にはメモリを大量に消費しますので、メモリ容量をカスタマイズ すること検討した方がいいです。

BTOパソコンメーカーの多くはメモリ容量をカスタマイズできるので、必要に応じて増量することで対応しても大丈夫です。

必要のない高性能パーツを入れても価格が上がるだけなのでコスパが悪いですし必要なパーツなのに性能不足ですと作業効率とクオリティに対してコスパが悪くなってしまいますので、用途に合わせて選んでください。

ストレージの容量と組み合わせ

ストレージは「SSD」と「HDD」の2種類あり書き込みや読み出しを行うデータの保存パーツになります。違いとしてはSSDは書き込みや読み出し速度が速いのでゲームデータなどのアクセスも速くなるので快適にゲームを楽しめる一方、コストが高くなります。

HDDは書き込みや読み出し速度が遅いので画像や動画などの保存に最適でコストも安価なので大容量モデルでも安く抑えることができます。

ゲーミングPCはどちらかを使うというより 「SSD」 +「 HDD」の組み合わせで使用することをおすすめします。ゲームデータの保存にはSSDを使いゲームの録画にはHDDに保存するなどの使い分けがいいです。

クリエイターPCはSDDの1TB〜4TBを搭載したモデルが多いです。プロフェッショナル向けは高負荷な作業と高速な書き込みと読み込みが必要なので大容量のSSDが必要になります。

モニターの選び方の違い

ゲーミングPCとクリエイターPCでモニターを選ぶときの違いは解像度、リフレッシュレート(fps)、液晶パネル、サイズ、入力端子などがあります。

ゲーミングモニターでは解像度はフルHD(1920×1080)かもっと綺麗な映像がいい場合はWQHD(2560×1440)のどちらかで選択されるのがいいです。4Kもいいですがグラフィックボードの処理能力が必要になってきます。

リフレッシュレートは144Hz以上合った方がいいです。モニターサイズはデスクの大きさにもよりますが24〜27インチのモニターが設置しやすいサイズです。もっと大きにサイズが良い場合は自分とモニターの間隔を考慮する必要があります。

クリエイターモニターは動画編集や画像編集などのクリエイティブの作業には解像度は4K(3840×2160)で色域の領域が高くsRGB・Adobe RGBのカバー率が99%や100%と高いモニターを選ぶ必要があります。

リフレッシュレートは60Hzでも大丈夫です。サイズは27〜32インチで選ぶ場合はダブルとかトリプルにして使ったりします。それよりも大きい画面で編集をしたい場合は40インチワイドで横幅を大きく使えるがおすすめです。

価格帯の違い

ゲーミングPCとクリエイターPCでの価格帯には大きな違いはありません。搭載するパーツのスペックが高くなれば価格は高額になっていきます。

ゲーミングPCはゲームの種類にもよりますが、やりたいゲームを楽しむために必要なスペックが搭載されているPCであれば、初めからハイスペックなPCを選ばなくても大丈夫です。

クリエイターPCは作業に使うソフトウェアの動作環境と作業効率、制作物や作品の仕上がりに対して必要なスペックが無いと大きなロスが出てしまうので、必然と高性能なPCが必要となります。

BTOパソコンメーカーによって色々なカスタマイズができるので目的と予算に合わせて検討してください。

ゲーミングPCは クリエイターPCの代わりになるのか?

ゲーミングPCは高性能なパソコンですので動画編集、イラスト、写真編集などを行うことは可能です。

クリエイトPCには業務の専門に特化したPCが必要で専用のソフトウェアの動作環境に合わせたパーツの構成を検討しなければならないのでプロフェッショナルな業務として代わりになるとは言えません。

例えば、ゲーム実況の録画を編集してyoutubeにアップロードするといったことは十分にできます。ただ、本格的な業務として3DCG、3DCAD、RAW現像などの高度で高負荷な処理を必要とするクリエイティブ作業をゲーミングPCの構成されているスペックでは合わない可能性があります。

それぞれに特性があり必要なことや不必要なこともあるので使用目的に合ったPCを選んだ方がいいです。

ゲーミングPCやクリエイターPCのおすすめは?

ここまで、各パーツごとに解説しゲーミングPCはクリエイターPCの代わりにできるのか?と解説してきました。

ゲームを楽しみながらゲーム実況や動画編集、イラストなどをやりたい場合はゲーミングPCで出来るので使用目的やコスト面からもゲーミングPCがおすすめです。

クリエイターPCは基本的にプロのクリエイター向けに作られているので、これからプロクリエイターを目指す人であれば、断然クリエイトPCがいいです。

これからゲーミングPCとクリエイターPCのおすすめモデルを3選づつ紹介しますので参考にして下さい。

ゲーミングPCおすすめモデル3選

  1. ドスパラ GALLERIA RM7C-R46T
  2. マウスコンピューター G-Tune DG-A7G6T
  3. ドスパラ GALLERIA RM7C-R47S

ゲーミングPCデスクトップ型のおすすめのモデルは上記3つです。

ここからそれぞれのゲーミングPCについて詳しく解説していきます。

ドスパラ GALLERIA RM7C-R46T

ドスパラ GALLERIA RM7C-R46Tの画像

『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、Xbox Game Pass同梱版』

マウスコンピューター G-Tune DG-A7G6T

マウスコンピューター  G-Tune DG-A7G6T 通常価格 214,800円(税込)〜
OSWindows 11 Home 64ビットCPU AMD Ryzen™ 7 5700X プロセッサー
グラフィックスGeForce RTX 4060 Ti 8GBメモリ16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
M.2 SSD512GB(NVMe)
マウスコンピューター公式より引用

ドスパラ GALLERIA RM7C-R47S

『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、Xbox Game Pass同梱版』

ドスパラ GALLERIA RM7C-R47S 基本構成価格 279,980円(税込)〜
OSWindows 11 HomeCPUCore i7-14700F
グラフィックスGeForce RTX 4070 SUPER 12GBメモリ16GBメモリ DDR5
ストレージ500GB Gen4 SSDベンチマーク18715
ドスパラ公式より引用

クリエイターPCおすすめモデル3選

  1. ドスパラ raytrek 4CH48
  2. ドスパラ GALLERIA XA7C-R47-C
  3. マウスコンピューター DAIV FX-I7G70

クリエイターPCおすすめのモデルは上記3つです。

ここからそれぞれのゲーミングPCについて詳しく解説していきます。

ドスパラ raytrek 4CH48

ドスパラ raytrek 4CH48 基本構成価格 507,800円(税込)〜 
OSWindows 11 ProCPUCore i9-14900F
グラフィックスGeForce RTX 4080 16GBメモリ32GBメモリ DDR5
ストレージ1TB Gen4 SSD
ドスパラ公式より引用

ドスパラ GALLERIA XA7C-R47-C

 ドスパラ GALLERIA XA7C-R47-C 基本構成価格 276,980円(税込)〜
OSWindows 11 HomeCPUCore i7-14700F
グラフィックスGeForce RTX 4070 12GBメモリ32GBメモリ
ストレージ1TB Gen4 SSD
ドスパラ公式より引用

マウスコンピューター DAIV FX-I7G7S

 マウスコンピューター DAIV FX-I7G7S 通常価格 369,800(税込)〜
OSWindows 11 Home64ビットCPUインテル® Core™ i7-14700KF プロセッサー
グラフィックスNVIDIA® GeForce RTX™ 4070 SUPERメモリ標準容量32GB (16GB×2 / デュアルチャネル)
M.2 SSD2TB (NVMe Gen4×4)
マウスコンピューター公式より引用

ゲーミングPCとクリエイターPCに関するよくある質問

  • ゲーミングPCとは何ですか?
  • クリエイターPCとは何ですか?
  • ゲーミングPCとクリエーターPC普段使いに向いてるのは?

ゲーミングPCとクリエイターPCに関するよくある疑問は上記の通り。

ここからそれぞれの疑問について、1つずつ詳しく解説していきます。

ゲーミングPCとは何ですか?

ゲーミングPCとは、ゲームを快適に楽しめるように必要な性能を搭載したパソコンのことです。3Dグラフィックスの美しい映像や速い動きをスムーズに動作するように処理したりすることができるようにゲームの特性を活かした最適な仕様になってます。

クリエイターPCとは何ですか?

クリエイターPCとは動画編集やイラスト制作、3DCG、3DCAD、写真編集などプロフェッショナルなクリエイティブ作業に必要な性能を搭載したパソコンのことです。

クリエイティブ業務は大容量のデーターを扱ったり専用のソフトウェアが必要だったりと高度で複雑な処理が行えるような仕様になってます。

ゲーミングPCとクリエーターPC普段使いに向いてるのは?

ゲーミングPCでもクリエイターPCでも一般的なパソコンに比べると高性能なパソコンですので、どちらでも問題なく使うことができます。

ただ、普段使いとして持ち運びしながら使いたい場合はノート型を使うことになるので使用する場面と用途によっては慎重に選んだ方がいいです。

まとめ:ゲーミングPCとクリエイターPCの違いを知ろう

ここまで、ゲーミングPCとクリエイターPCの違いについて解説してきました。

ゲーミングPCはゲームを快適に楽しめるように最適化した仕様のパソコンに対して、クリエイターPCは高負荷なクリエイティブ作業を行うのに最適化した仕様のパソコンになっているという違いがありました。

あなたがゲーミングPCかクリエイターPCかで迷われている場合は使用する目的に合わせて、最適なパソコンを選ぶようにしてください。