ゲーミングPCのSSD容量は1TBで足りる?必要な容量と最適な選び方を解説

ゲーミングPCを購入する時にSSD容量はどれくらい必要なのか?迷われる方も多いです。
PCゲームをしたり動画編集や3DCGなどのクリエイティブ作業やPowerPointやExcelを使っての資料作成など仕事にも使いたいなど、それぞれによって使用する用途が違ってきたりします。
そこで、本記事ではゲーミングPCの購入を検討していてSSD容量で迷われている方に向けて、ゲーミングPCに必要な容量と最適な選び方を詳しく解説していきます。
あなたに合うSSD容量を見つけて下さい。
目次
ゲーミングPCに必要なSSD容量の目安
ゲーミングPCに必要なSSDの容量としては使用する用途によって変わってきます。
PCゲームのジャンルや遊ぶゲームの数なども人によって違っていたり、ゲーム以外にも使ったりする場合は作業内容によっても違ってきます。
これから下記の内容を詳しく解説していきますので、参考にしてみてください。
- PCゲームのジャンルや数によって必要な容量は違う
- ゲーム以外の用途も考慮して容量を選ぶ
PCゲームのジャンルや数によって必要な容量は違う
ゲーミングPCにおけるSSDの容量選びは、プレイするゲームのジャンルや遊ぶゲームタイトルの数によっても必要な容量は違ってきます。
例えば、オープンワールドRPGなどのジャンルで人気のあるゲームでは、必要とされるストレージが100GB以上になっていて、初回インストール時には150GB以上必要となっています。
また、アップデート時にストレージを消費するので必要になったり、ゲームによってはDLC(ダウンロードコンテンツ)などを追加する必要がある場合は必要な容量がさらに増えることがあります。
そのため、ゲーミングPCのSSD容量を選ぶには、ゲームのジャンルやゲーム数はどのくらいプレイするのかを考慮して余裕のある容量にすることが重要です。
【人気のあるゲームの容量】
ゲームタイトル | 推奨容量 |
---|---|
ファイナルファンタジーXIV | 140GB |
黒い砂漠 | 60GB |
原神 | 100GB |
Cyberpunk 2077 | 70GB |
Valorant | 20GB |
Apex Legends | 75GB |
フォートナイト | 30GB |
ゲーム以外の用途も考慮して容量を選ぶ
このように作業する内容によって使うソフトウェアやプロジェクトファイルなどは多く消費するので、ゲーム以外の用途を総合的に見て、どれだけ使うのかを判断して最適な容量を選ぶことが重要です。
SSDの容量が不足すると書き込み速度が低下したり、SSDの寿命が短くなる可能性もあるため注意して下さい。
ゲーミングPCの用途に最適なSSDの選び方
ゲーミングPCでどんな使い方をするのかは、それぞれの用途によって違うのでSSDの容量の選び方も違ってきます。
下記の3項目の使い方を目安にしたSSD容量を解説していきます。
- PCゲームのみに使う
- PCゲームと資料作成などに使う
- PCゲームと専門のクリエイティブ活動に使う
この他の使い方をする方も居ると思いますので、ゲームタイトルとゲーム本数+それぞれの活動を総合的に考慮してSSD容量を選んで下さい。
PCゲームのみ使う
ゲーミングPCをPCゲーム専用として使うのは、その名の通りPCゲームで遊ぶのが目的なので当然と言えます。
PCゲームのみ使う場合はゲームタイトルごとに必要な空きストレージの推奨があるので、それに合わせて遊びたいゲームの数がどれだけあるかによって変わってきます。
例えば、MMOPRGのジャンルで最新の「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」での推奨動作環境でのストレージは140GB以上となっています。
また、ゲーム自体はリリース後も常に開発が続けられていたりするので、パッチノート更新などでゲーム内容が追加されると必要な容量も増えるので考慮する必要があります。
その他にゲームタイトルによってダウンロードコンテンツも考慮すると、最低でも500GB以上は必要になりますが、おすすめは高速なデータ転送が可能なM.2 SSD 1TB以上が最適です。
PCゲームと書類作成などに使う
ゲーミングPCで資料作成などに活用する場合のストレージ容量においては、ほとんど気にする必要はありません。
資料作成に使うアプリとしてExcel・Word・PowerPointなどを使って作業すること多いと思いますが、大容量のストレージを必要としませし、作成した資料などはクラウドストレージや外付けSSDに保存して管理することができます。
PCゲームと資料作成で使用する場合は、使用するアプリケーションの必要な空きストレージ容量とPCゲームで必要とするストレージ容量に余裕を持たせることで、ゲームと日常的な作業の両方を快適に行うことができます。
また、初めから大容量のストレージでなく、容量不足になっても増設することができるのでコストを抑えつつ柔軟に対応できるような仕様にしておいても大丈夫です。
PCゲームと専門のクリエイティブに使う
PCゲームと専門性の高いクリエイティブな用途に対して使用するSSD容量は重要な要素になります。
クリエイティブ作業と言っても動画編集やRAW現像、3DCGや3DCAD、イラスト制作などそれぞれに専門性があり使用する専用ソフトウェアも一つでなく複数使用して作業します。
例えば、ゲーミングPCを使ってゲームプレイを録画してYouTubeやSNSに投稿するのに動画編集をする場合にはゲームプレイ画面を録画したり編集したりするソフトが必要になります。ソフト自体のストレージはそれほど大きな容量を必要とはしないですが、ストレージとしてはシステム用と作業用に使い分けるとデータ上を管理がしやすかったりします。
これにより、大容量のゲームファイルや高解像度のメディアファイルをスムーズに処理できます。
また、最適なSSDを選ぶ際には、容量の他に速度が重要な要素となります。特に、M.2 NVMe SSDは3000MB/sとかの高速なデータ転送速度が出たりするのでゲームのロード時間を短縮し、クリエイティブソフトウェアのパフォーマンスを向上させます。
PCゲームとクリエイティブ作業を行う場合、最低でも1TB以上のSSDが推奨されますが、できれば2TB以上あると両方で快適な環境を構築できます。
ゲーミングPCではSSDとHDDの組み合わせて使うのがおすすめ
ゲーミングPCではSSDとHDDを組み合わせることで、コストを抑えつつも大容量ストレージを確保できます。
組み合わせのパターンは色々できますが2つの構成で解説します。
- M.2 NVMe SSD 1TB/HDD 2TBの構成
- M.2 NVMe SSD 1TB+2TB/HDD 4TBの構成
参考にしてみて下さい。
M.2 NVMe SSD 1TB/HDD 2TBの構成
M.2 NVMe SSD 1TB/HDD 2TBでの構成は、ゲーミングPCにおいて基本的な組み合わせのパターンとも言えます。
M.2 NVMe SSDをドライブCにシステム用としてOSやソフトウェア、ゲームソフトなど頻繁にアクセスしたりするデータの保存として使い、HDDには動画や写真、頻繁にやらなくなったゲームデータなどの保存用としての使い方になります。
この構成に合うのは、ゲーミングPCでゲームのみに使う人や、ゲームの他に資料作成にも使う人に最適な組み合わせでストレージの容量として十分です。
M.2 NVMe SSDはゲームの起動時間やロード時間が速いので、オンラインゲームでは相手を待たせないので迷惑をかけなくて済みます。HDDは長期データの保存用にすることでシステム全体の効率を高めることが可能になるからです。
これからゲーミングPCの購入を検討している場合は内蔵型HDDを始めから搭載するか、足りなくなってから増設にするか、外付けHDDにするのかは予算に合わせましょう。
初めて購入するならM.2 NVMe SSD 1TBにして、後からHDDを増設しても大丈夫です。
M.2 NVMe SSD 1TB/HDD 2TBの構成
M.2 NVMe SSD 1TB+2TB/HDD 4TBの構成は、PCゲームとクリエイティブな活動をする人に向いている構成になります。
こちらの構成はシステム用にM.2 SSD 1TBを使って、作業用にM.2 NVMe SSD 2TBに分けてHDD 4TBは作業が終わったデータやトラブル回避のバックアップとして保存することもできるのでデータ管理も安全に保存して置けます。
使い分け方としてはシステム用のM.2 NVMe SSD 1TBをCドライブにしてOSやソフトウェアとゲーム用にしてM.2 NVMe SSD 2TBをDドライブでクリエイティブ作業用として使うなどありますが、それぞれに合った方法を見つけて下さい。
PCゲームとクリエイティブ作業を併用して使うとなるとゲーミングPCのスペックは重要になってくるので、CPUやGPU(グラフィックボード)などの組み合わせや熱対策も十分に考慮して下さい。
ゲーミングPCでSSD容量が足りない場合に増設する方法
ゲーミングPCでゲームをしていくうちに、ゲームタイトルの本数も増え、データー量も増えるとストレージの容量不足になってしまうことがあります。
そんな時はSSDを増設しちゃいましょう!SSDを増設するパターンとして主に2つの方法があります。
- PCに内蔵SSDを増設する
- 外付けSSDを使用する
これから、それぞれの増設パターンを解説していきます。
PCに内蔵SSDで増設する
ゲーミングPCのストレージが足りなくなった場合に内蔵SSDを増設するには、まずSSD規格と空きスペースを確認しましょう。
SSDにはフォームファクタやインターフェースなどの規格に違いがあり、使用しているパソコンのマザーボードに増設できる規格やスペースが空いているのかによって増設できるSSDの種類が変わってきますので確認して下さい。
例えば、マザーボードへ直接取り付けるM.2スロットだったり、PCケース内部に格納できる場所(ドライブベイ)があるのかを確認しましょう。
それぞれの確認ができましたら道具を準備して増設していきましょう。注意事項としてパソコン内部やパーツなどは静電気に弱いので防止手袋を使用しましょう。
ゲーミングPCにSSDを増設する順序になります。
- ゲーミングPCの電源を切る
- 電源ケーブルをコンセントから抜く
- ゲーミングPCのサイドカバー開ける
- SSDを取り付ける
4-1:M.2 SSDはマザーボードM.2スロットに差し込みネジで固定する
4-2:2.5インチSSD SATAはドライブペイに固定してSATAケーブルでマザーボードと接続してSATA電源ケーブルを電源ユニットに接続する - 電源を入れパソコンを起動してフォーマットする
SSDを取り付けてもフォーマットをしないとOSが認識しませんので忘れずに行って下さい。
- スタートまたはWindowsのマークを右クリックする
- ディスクの管理の順に選択する
- フォーマットするディスクを右クリックしフォーマットを選択します。
- 未割り当てを右クリックして新しいシンプルボリュームへ進む
- ウィザードが開いたら手順に沿って進める
- ファイルシステムをNTFSに選択する
- 完了を押してフォーマットを実行する
フォーマットが開始され正常になれば完了です。
外付けSSDを使用する
外付けSSDは、シンプルにゲーミングPCでのSSD容量を手軽に増やすことができます。
外付けSSDにする場合はUSB 3.2 Gen2×2やThunderbolt 3/4対応の製品を選ぶことで高速なデータ転送が可能になります。
外付けSSDの特長として持ち運びが出来ますが、あまりおすすめしません。外付けSSDの製品には耐衝撃性のあるモデルやデータ暗号化機能を備えたものもありますが、データ損傷のリスクはありますのでデータバックアップとしての目的が果たされない要素があるからです。
ただしここでは、あくまでゲーミングPCのゲームデータとしてなので、仕事用の資料やデータなどを持ち運びして使う場合はSSDを使い分けをしましょう。
ゲーミングPCでのSSD容量不足にならないように適切な外付けSSDの選択も一つの対策となりますので参考にしてみて下さい。
ゲーミングPCのSSD容量に関するよくある質問
ゲーミングPCのSSD容量に関しての質問が下記の3つです。
- ゲーミングPCのSSDに2TBは必要?
- SSD容量を増やすのに外付けと内蔵はどっちがいいの?
- M.2 NVMe SSD とSATA SSDでは何が違うの?
これから一つずつ回答していきます。
ゲーミングPCのSSDに2TBは必要?
ゲーミングPCに2TBのSSDは始めからは必要ありません。ただし、使用目的によっては異なります。大容量のゲームを複数インストールする場合や、ゲームプレイの録画を頻繁に行うのであれば2TBの容量があると安心です。
特に最新のAAAタイトルは、1つで100GBを超えることがあるので、複数のゲームをスムーズにプレイするためには大容量のストレージが必要になります。
シングルプレイのゲームや大人数でのオンラインゲームを楽しむのかによっても変わりますが、SSDとHDDを組み合わせて使用したり、後々に増設するなどコストを抑えながら大容量を確保することも可能ですので、ゲーミングPCのSSD容量は予算に応じて選ぶことが重要です。
SSD容量を増やすのに外付けと内蔵はどっちがいいの?
ゲーミングPCのSSD容量をアップする方法として「外付けSSD」と「内蔵SSD」のどちらが良いのかとなると「内蔵SSD」を優先させましょう。
外付けSSDは手軽に増設でき持ち運びも便利なので良いのですが、ゲームデータにおいてはトラブル時のリスク回避としてのバックアップデータの使い方がおすすめです。
一方、内蔵SSDはPC内部に直接組み込むため、データ転送速度も速くゲーミングPC全体のパフォーマンスを上げることにつながります。
また、ゲームだけでなく動画編集などのクリエイティブ作業を行うにも作業用の内蔵SSDを選ぶことで快適な動作環境をつくるできますので、内蔵SSD容量から増設していきましょう。
M.2 NVMe とSATA のSSDでは何が違うの?
M.2 NVMe SSDとSATA SSDの違いは最大転送速度が大きく違います。
SATAは接続帯域の理論値で6Gbpsに対してNVMeはグラフィックボードの接続で使用されているPCIeの接続帯域を使用しています。2025年現在でも多く採用されているPCIe4.0×4では64Gbpsとなっているので、全くと言っていい程の最大転送速度に違いがあります。 (PCIe4.0は世代のことで×4はレーン数になります)
M.2とはフォームファクタのことで、SSD・無線LAN・Bluetoothなどの接続端子について定めた規格になります。
M.2 NVMe SSD とSATA SSDの違いをもっと詳しく解説すると専門的な要素が出てくるので、ここでは割愛しますが、基本的な理解としてM.2 NVMe SSD PCIe4.0×4対応は「すごく速い」に対してSATA SSDは「速い」と言ったことになります。
ゲーミングPCではゲームデータの読み込みや書き込みをするデータ量に対して速く処理できることで快適にゲームを楽しむことができますので、余程の理由がない限りM.2 NVMe SSD 1TBの使用をおすすめします。
まとめ:ゲーミングPCのストレージは余裕のある容量にしましょう!
ここまで、ゲーミングPCのSSD容量を適切に選ぶポイントを解説してきました。
「ゲーミングPCにおけるSSD容量の目安」や「最適な組み合わせとSSD容量の選び方」などでゲームタイトルによって必要な空きストレージは違うので余裕のあるストレージ容量にしておくことが大事です。
そのためには、メインのシステム用SSD容量は1TBがおすすめになります。PCゲームのみ使う以外にもクリエイティブな活動に使えますし、ゲームをインストールするにも十分な容量です。
また、4Kゲームが標準化してくると大規模なゲームデータを扱う必要が出てくる可能性もあるので、柔軟に対応できるようにパソコンのストレージ環境を整えることが重要になります。
今後も新しいゲームや技術が登場してくるので最適なSSDを選びましょう。